フーガは40年以上の歴史を持つセドリックおよびグロリアの後継車として2004年10月に発売されました。
優美で流れるようなシルエット、心休まる仕立ての良い快適な室内空間、静かでジェントルな走行性能を持つ、一段上のプレミアムスポーティセダンという感じでデビュー発表とともに話題になりました。北米、欧州、中国では車名を「インフィニティ Q70」として日産高級車ブランドの代表として活躍しています。
初代フーガY50型は上品で優美さ(風雅)とダイナミックさが融合したような個性的でダイナミックなエクステリアデザインが特徴です。インテリアは「インビゴレーション:運転することへの高揚感」、「ルーミー:快適な居住空間」、「ラグジュアリー:上質なおもてなし」をキーワードにデザインされています。
室内空間は乗員に直接風をあてないマイルドフローシステムを採用したインテリジェントな空調や専用にチューニングされたBOSE製サラウンド・サウンドシステムなど、さまざまな快適装備が施されていて、最高の安全評価である6スターを獲得するなど、プレミアムセダンならではの高い安全性能を備えています。
2代目Y51型はモデルチェンジで低く構えたフロントマスクからロングノーズ、リヤエンドと連続する、伸びやかで重厚感あふれる流麗なボディフォルムを身にまとい、抑揚のあるダイナミックなエクステリアデザインが特徴です。
搭載されるパワートレインは、実用域の高い環境性能を両立する2.5L V型6気筒自然吸気エンジンと排気量が200cc拡大した新開発3.7L V型6気筒自然吸気エンジンの2タイプの他、2010年11月には、3.5Lエンジンを搭載するフーガハイブリッドが追加されました。
駆動方式は基本2WD(FR)ですが、3.7Lにフルタイム4WD仕様のグレードがあります。
ここからは、フーガのグレードやサイズについて徹底的に解説していきたいと思います。
画像引用元:日産公式ホームページ
ハイブリット
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
HYBRID VIP | 4,980 | 1,845 | 1,510 |
HYBRID | 4,980 | 1,845 | 1,500 |
HYBRID A Package | 4,980 | 1,845 | 1,500 |
ガソリン
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
370 GT FOUR(4WD) | 4,980 | 1,845 | 1,515 |
370 GT FOUR A Package(4WD) | 4,980 | 1,845 | 1,515 |
370 GT Type S | 4,980 | 1,845 | 1,500 |
370 VIP | 4,980 | 1,845 | 1,510 |
370 GT | 4,980 | 1,845 | 1,500 |
250 VIP | 4,980 | 1,845 | 1,510 |
250 GT | 4,980 | 1,845 | 1,500 |
250 GT A Package | 4,980 | 1,845 | 1,500 |
フーガの全長(長さ)
画像引用元:日産公式ホームページ
全長とは車のフロントバンパーの先からリアバンパーの端までの長さのことをいいます。フーガの全長は4,980㎜。Lサイズセダンの中でも特に大きい長さではないかと思います。
移動中でもゆったりとくつろげる快適な広さを確保していることはもちろん、高級モデルならではの快適さや華やかさ、上質さを追求した室内空間を作り上げています。
助手席には、足を伸ばして座れるパワーオットマン機能が搭載されています。
フーガの全幅(横幅)
画像引用元:日産公式ホームページ
全幅とは車を正面から見た時のサイドミラーを含まない右端から左端までの長さのことをいいます。フーガの全幅は1,845㎜です。
一般的なLサイズセダンの中でも幅広いタイプで、車幅感覚を掴むのに苦労するかもしれませんが、高級車特有の色々な運転サポート機能がありますので安心して走行出来ます。
フーガの全高(高さ)
画像引用元:日産公式ホームページ
全高とは、ルーフの頂上から地面とタイヤが接しているところまでの長さをいいます。フーガの全高は、1,500〜1,515㎜です。
こちらも同クラスセダンの中では少し高い方といえます。ただ、セダンなので基本的には低重心のため視界はSUVやミニバンよりは見えにくいです。室内高は1,215㎜でゆとりがあり大柄な方でも大丈夫です。また、メーカーオプション電動ガラスサンルーフを付けることによって天井から光が入りより広く感じます。
他社とのサイズ比較
続いて、フーガと似たような車種をピックアップしてサイズを比較していきたいと思います。
日産シーマとの比較
画像引用元:日産公式ホームページ
フーガ(mm) | シーマ(mm) | |
全長 | 4,980 | 5,120 |
全幅 | 1,845 | 1,845 |
全高 | 1,500~1,515 | 1,510 |
日産セダンを代表する2大柱ともいえるシーマ。車体サイズはほぼ変わらず全長が140㎜とシーマの方が長いくらいです。見た目の高級感はフーガ同様、フロントマスクや全体的にシーマの方がなめらかでスタイリッシュなデザインとなってます。
シーマモデルチェンジは現在で5代目で、ハイブリッドモデルのみとなったことが大きな特徴で、最高出力は306PSの高パワーながら、JC08モード燃費では15.6km/Lが達成されています。加速の爽快感、同乗者には静粛性とスムーズな加速をもたらしてくれますよ。
レクサスISとの比較
画像引用元:レクサス公式ホームページ
フーガ(mm) | レクサス IS | |
全長 | 4,980 | 4,680㎜ |
全幅 | 1,845 | 1,810㎜ |
全高 | 1,500~1,515 | 1,430㎜ |
レクサスISはレクサスの車の中でスポーツセダンというコンセプトのもと発売されました。車の走行性能が高くなっており、それに伴い車のデザインも低重心のフォルムでスタイリッシュなデザインに仕上がってます。フーガと比較するとひとまわり小さいMサイズセダンといえます。
また、LEXUSは「IS」にV型8気筒5.0Lエンジンを搭載した「IS500 F SPORT Performance」を、2022年8月25日より日本国内で新たに導入することを発表しました。
デザインは、大排気量のV8エンジンの存在を感じさせるフード造形や専用ブラックキャリパー、4連エキゾーストマフラーなどによって力強さと迫力を際立たせました。より、スポーティーになりラグジュアリーなレクサスISは今後も大人気車種であり続けることまちがいなしです。
トヨタカムリとの比較
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
フーガ(mm) | カムリ(mm) | |
全長 | 4,980 | 4,885~4,910 |
全幅 | 1,845 | 1,840 |
全高 | 1,500~1,515 | 1,445~1,455 |
カムリはトヨタが販売しているミドルクラスのセダンです。サイズはフーガの方が少し大きめです。北米での人気が非常に高く、長年トップセールスを誇ります。
カムリはなんといっても見た目のデザインがカッコいいのが特徴でミニバンに人気が奪われていたセダン業界に新しい風を吹き込んでくれた車でもあります。もちろん見た目だけではなく魅力は他にもあり、大人3人が並んでも、ゆったりと座れる後席の広さで十分な前後席間距離を確保しています。
世界トップクラスの熱効率41%を達成し、高速で安定した燃焼を実現することで、動力性能・燃費が大きく向上しました。カタログ燃費はJC08モードで24.6km/Lで非常に良いです。普段のご近所への買い物にとてもありがたいですね。
まとめ
画像引用元:日産公式ホームページ
フーガのサイズや魅力、他車種との比較をしてみましたがいかがでしたでしょうか。
フーガは高級セダン業界の中では割と歴史が新しい車ですが、デビューからとても注目度が高く、外観の美しさや日産ならではの高級感を出しながらスポーティーなスタイルを実現し内装はシートやパネルでラグジュアリーな空間を演出し、室内空間はアロマディフューザーやゆらぎ風、湿度制御機能で心地よい空気を、プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンやにおい・排出ガス検知式内外気自動切換え機構、高性能フィルター(花粉・におい・アレルゲン対応タイプ)できれいな空気を生成。まるで森の中にいるかのように心地よい、最先端のエアコンを装備し長距離運転でも快適にドライブ出来る工夫が施されています。
現行モデルは、2009年11月に登場しロングライフモデルとなっていますが新型フーガは、2023年の発表が予定されています。
今後フーガがどのように進化していくのかとても楽しみですね。
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