トヨタルーミーは名前の由来通り、広々とした室内空間を実現している、トールワゴン型のコンパクトカーです。コンパクトなのに5人乗りができる広さがあり、多彩なシートアレンジをすることでシーンに合わせて室内の模様替えも可能で、ファミリーカーとして人気が高いです。この記事ではトヨタルーミーのサイズに注目し、他車種とのサイズ比較をしつつ徹底解説していきます。
トヨタルーミーは全5タイプに分かれています。サイズに関してはG-T,G,Xとカスタム系の2タイプに分けられ、カスタム系のほうが5m大きく設計されています。カスタム系は外装のアップグレードをしているタイプなので、外装の装備分少しだけ大きくなっています。
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
トヨタルーミー(カスタムG-T,カスタムG) | 3705 | 1670 | 1735 |
トヨタらしい外観で万人受けしやすいデザイン、全グレードにスマートアシスト機能が標準装備している、などといったファミリー層に魅力的な内容が多いのがトヨタルーミーです。コンパクトカーの基準である5ナンバー規格ですが、全長は4700mm以下となっているため、コンパクトカーの中でも比較的小さめに設計されています。
ルーミーの全長
トヨタルーミーの全長はG-T,G,Xとカスタム系で2タイプに分かれています。
- トヨタルーミー(G-T,G,X) :3700mm
- トヨタルーミー(カスタムG-T,カスタムG):3705mm
カスタム系は外装に専用の装備を装着していて、その分サイズが足されていますがほぼ変わりはありません。上述した通り、コンパクトカーの中でもそこまで大きく設計はされていないので、取り回しもよく扱いやすいサイズでしょう。初心者でも安心して運転できるかもしれませんね。
ルーミーの横幅
トヨタルーミーの横幅は1670mmで統一されています。トヨタルーミーは後部ドアに電動スライドドアを採用しているため扉を開けるスペースをあまり気にする必要がなく、乗り降りもスムーズに行えます。最小回転半径も4.6mm(カスタムG-Tは4.7mm)と大きくなく、交差点でのカーブやUターンなども曲がりやすいでしょう。
ルーミーの高さ
トヨタルーミーの高さは1735mmで統一されています。トールワゴン型と言われている通り高さがあり、SUV車の平均よりも高い設計です。ただしこの高さは室内空間を広くするためであり、最低地上高は130mmと低めに設計されています。積雪地帯や悪路などで走行する場合は注意して運転しましょう。
他車種とのサイズ比較
次にトヨタルーミーとよく比較される車種との比較結果を記していきます。
トヨタシエンタとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
トヨタシエンタ | 4260 | 1695 | 1675 |
トヨタシエンタはグレードや駆動系の違いにより全17タイプに分けられていますが、サイズ自体は統一されています。5ナンバーサイズのミニバンであり、トヨタルーミーと比較すると全体的に大きめに設計されています。全長は560mmもトヨタシエンタのほうが大きいです。高さについてはトヨタルーミーが60mm高く設計されています。さすがトールワゴン型と言われているだけはありますね。
トヨタライズとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
トヨタライズ | 3995 | 1695 | 1620 |
トヨタライズはグレードや駆動系の違いにより全8タイプに分けられていますが、サイズ自体は統一されています。分類はSUV車ですが、サイズがかなり小さめに設計されています。しかし最低地上高が185mmもあり、積雪地帯や悪路での走行はトヨタライズに分があるでしょう。これだけ最低地上高があっても、車の高さ自体はルーミーのほうが高いということは、やはり室内空間の高さが確保されているということでしょう。
スズキソリオとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
スズキソリオ | 3790 | 1645 | 1745 |
スズキソリオは全6タイプに分かれていますが、サイズは統一されています。スズキソリオもトヨタルーミーと同じでトールワゴンタイプです。全体的なサイズはトヨタルーミーと大差はありません。全長はスズキソリオのほうが、横幅はトヨタルーミーのほうが大きく設計されています。今では日本の一般車といえばトールワゴン型のトヨタルーミー、もしくはスズキソリオを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ダイハツタントとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
ダイハツタント(2WD) | 3395 | 1475 | 1755 |
ダイハツタント(4WD) | 3395 | 1475 | 1775 |
ダイハツタントはグレードや駆動系、オプション装備の有無により全23タイプに分けられていて、サイズは2WDと4WDで2タイプに分けられています。ダイハツタントはトールワゴン型の軽自動車です。技術の進歩により最近の軽自動車は、一般道では普通車と比べても走行性能にあまり差がなくなったとも言われています。トヨタルーミーと比較すると、全周は二回りぐらい小さく設計されています。トヨタルーミーは5人乗り、ダイハツタントは4人乗りを目安に設計されている違いがあります。
トヨタアクアとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
トヨタアクア(2WD) | 4050 | 1695 | 1485 |
トヨタアクア(E-Four) | 4050 | 1695 | 1505 |
トヨタアクアはグレードの違いにより4タイプに分けられ、更に駆動系により2タイプに分けられています。サイズは2WDとE-Four(4WD)で分けられています。ハイブリッドシステムを導入した5ナンバーサイズのコンパクトハイブリッドカーです。トヨタルーミーより全長は350mm大きく設計されていますが、高さは230mm低いです。
ホンダフリードとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
FREED(FF車) | 4265 | 1695 | 1710 |
FREED(4WD車) | 4265 | 1695 | 1735 |
FREED+(FF車) | 4295 | 1695 | 1710 |
FREED+(4WD車) | 4295 | 1695 | 1735 |
フリードはグレードや駆動系で全15タイプに分けられています。サイズはフリードと兄弟車であるフリードプラスで2タイプ、FF車(前輪駆動)か4WD車で2タイプにそれぞれ分けられています。トヨタルーミーより全長が565mm大きく設計されています。フリードはコンパクトサイズの車内に3列シートを導入しているという特徴がある分大きく設計されているので、ほかのコンパクトカーと比べて取り回しは違った感覚になるかもしれません。
トヨタパッソとのサイズ比較
全長(㎜) | 横幅(㎜) | 高さ(㎜) | |
トヨタルーミー(G-T,G,X) | 3700 | 1670 | 1735 |
トヨタパッソ(MODA) | 3680 | 1665 | 1525 |
トヨタパッソ(X) | 3650 | 1665 | 1525 |
トヨタパッソはグレードや駆動系、オプション装備の有無で全8タイプに分けられていますが、サイズはグレードの違いにより2タイプのみに分けられています。軽自動車並みの大きさや価格が特徴であるリッターカーとして有名です。サイズは軽自動車並みのコンパクトさということもあり、ルーミーよりも更に小さく設計されています。トヨタ車の中では最小のコンパクトカーです。
まとめ
トヨタルーミーは5タイプに分けられていて、サイズはカスタム車かそうでないかの2タイプに分けられています。カスタム車は外装にカスタム装備を選択したタイプですが、実際大きさは5mしか違いがありません。現代のコンパクトカー全盛期を代表するトヨタルーミーを、家族みんなで見学に行ってみてはいかがでしょうか。
コメント